現在55才。趣味と呼べるものは取り敢えず今のところゴルフくらい。ゴルフは50才から始めた。
始めたきっかけは50肩。
50肩があんなにきついものとは思わなかった。
とにかくあまりの激痛に、日常の生活の中で悲鳴を上げてしまう。
車に乗って後ろのものを取ろうと手を伸ばすと激痛が走る。
風呂に入って服を着ろうにも着られるもんではない。
手が自由に動かないのだから、シャツが肌にからみついて、まるでパズルのようなものになってしまう。
決して大袈裟に言っているのではなくて、50肩とはそう言うもの。
仕様がなく医者に行ってみると、これが病気ではないらしい。ただの老化。治しようもないと言うのだから笑うしかない。
笑うしかないのだから放っておいたらますます酷くなってしまった。
もう我慢しきれなくて、再びお医者さんに行ったら、今度は綺麗な女医さんが出てきた。
この女医さんは、その前の男性医師と違って深刻な顔をしてくれた。
そして深刻な声色で、
「既に硬直が始まっていますので、このままでは腕が動かなくなりますよ」
ときたもんだ。
これには当の本人がビックリ。
50肩とはそういうものだったのか、と初めて知った次第。
これはもう彼女は女医ならぬ天女。早めに告知されて良かった。笑っている場合じゃない。
「何をすればよいですか?」
「何でもいいから動かす事です」
「肩なんだからゴルフなんか良さそうですね」
そんな事から、私のゴルフは始まった。
今から5年前の事であった。






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